こんにちは。
ゴルです^^
前回のブログでは、2013年に一般人である僕が、なぜ出版する事になったのか?
電子書籍業界との出会い、やるしかない状況。
しくじった話とトラウマな経験談を書いたら、なんと書けてしまったお話でした。
今回は、未だ一発で印象に残るタイトル「進撃の童貞」ができるまでをお話します。
原稿は、僕自身が28歳まで彼女ができなかった話で書けました。
原稿できたら、次に考えるのはタイトルです。
完成までに、1週間かかったのですが、この話をするとこういう人がします。
「タイトル、思いつきでつけちゃえばいいじゃん」
思いつきがいい場合もありますが、タイトルの大事さを勉強していたので、簡単には決められませんでした。
なぜ、決められないのはなぜかといいますと、
「本が売れる要因の8割は、タイトルと表紙で決まる」
と教わったからでした。
今思うと、「進撃の童貞」という一撃で人の心に刺さるタイトルだからこそ、5年たった今でも話題になってますし、世の中のベストセラーを見ても、奇抜でわかりやすいタイトルが多い気がします。
僕はどうしたかといいますと、まあいろいろ考えました。
最初のタイトルは、すごいしょうもなくパッとしないタイトルばかりうかんでました。
5年前かつ、うる覚えになるほどしょうもなかったタイトルばかり。
・なぜ、28歳まで童貞だったのか?
・28年かけて童貞を卒業した男の話
・28歳まで童貞だったストーリー
パッとしないタイトルばかりしか浮かばず、本屋行ったりとネットとにらめっこしてたら、あっという間に5日が過ぎました。
6日目、会社に行き空き時間タイトル考えるものの頭が痛い。なんでピンとくるタイトルが決まらないのか?
頭をかかえている中、当時の社長・電子書籍の師匠と僕で雑談をしてました。
タイトルの話はおいておき、今流行りのマンガ話になりました。
そこで出てきたのが「進撃の巨人」
当時は、アニメ放送が始まった頃で大人気でした。
師匠「進撃の巨人、すごい流行ってますよね〜。アニメはちょっとグロいですが笑」
社長「見てますよ。迫力あって面白い」
関上「見てないです。そんな面白いんですか?」
師匠「見てないんですか? キャラ設定は濃いですし、巨人もいろんな種類がいる。巨人はすごい強いけど、人類が立ち向かっていく姿に引かれますよ」
関上「例えば、どんなキャラがいますか?」
師匠「例えば…奇行種。気持ち悪さが印象強いですね笑」
引用元:進撃の巨人 3巻22話
関上「これは気持ち悪い笑」
師匠「だけど、印象に残りますよね〜。人気がある…あっそうだ」
社長「どうしました?」
師匠「タイトルですよ。関上さんの電子書籍の。進撃の巨人を使えないかなと思いまして」
社長「おもしろそうですね」
関上「…進撃の童貞とかですか?」
社長&師匠「それだ!ウケるし、コレでいこう!」
関上「マジですか!? まぁウケるならコレにしましょうか」
(冗談半分でいったのに…こんなウケるってどうなの?)
こんな経緯から、進撃の童貞というタイトルが命名されました。
一応、一晩再検討しましたが、進撃の童貞の印象が強くなる一方だったので、7日目で確定しました。
次は表紙だ。デザインセンスとかないし、どないしよ…
次回に続く。
という事で、タイトル決めの話題をさせていただきました。
一週間近く決まらず悩んでいたのに、決まる時はあっさりと決まる。しかも、二人にウケてたからまあいいかと。
失敗しても自分の事だし、笑われても出版した実績は仕事する上で必要だからいいかなと。
当時は、そんな事を思っていました。
ただ、改めて振り返ると面白いやりとりしてたなと自分の事ですが思いました。そして、大事な部分は覚えてましたしね。
自分が心に残るモノだからこそ、世に出して広がったのかなと思う所です。
次回は、表紙作成から出版に向けての準備話などしていきます。
関上