TronStakeの失敗を教訓によりいいスマートコントラクトをつくりあげようと始動したのがTron Win8というプロジェクトです。
Justin Tangという人が実際に顔出ししてオーナーとなって主導し、グローバルの賛同者とコミュニティを作り上げて先日Tron Win8 v1をリリースしました。
どのようなサービスとするかコミュニティの投票で決められかなりの期待が寄せられていました。
そのサービスの内容は以下の通り。
・利回りは7%(14日の場合)開始し、毎日0.5%ずつ上昇する
・複利運用で期限まで配当がロックされる14日プランの場合は12%から開始して毎日+0.5%ずつ上乗せされる
・出金時は自動的に40%が再投資、5%が保険プールに積み上げられ実質55%が手元に入る
・利回りは30%に達すると最初からリセットされる
と高利回り物ではあるけれどなるべく安定性を持った内容にしようとしているというところです。
なぜv1かというと、リリースしたはいいけれどUIの問題かコードの問題かで配当の計算が正しく行われていなさそうだということが早々に判明し、調査の結果コードに誤りがあることが先日わかり、それを修正して再度リリースするということになりました。なのでv1のコントラクトは早々に終了しました。
オーナーであるJustin Tangはv1に資金を入れてしまって損をした場合は返金に応じると表明しました。
このようなプロジェクトで顔出しをしてしかも返金するというのは聞いたことがないですが本当に返金されるのか注目です。
返金の条件としてはv1のコントラクトが空になったことを確認してからということですので早くても今月末以降かというところです。
返金の原資はオーナーのポケットマネーからとのことです。
私は計算が正しく反映されていないということをトランザクションの記録で確認していましたので、コードの誤りであることがわかったときにどのような対応をとるのか見るため特に報告しなかったですが、今回表明した対応についてはきちんとしていると感じましたので信頼感は高くなりました。
上記の記録ですと、日利12%複利運用14日ロックプランですが、1000TRXに対して最終的に1680TRXしか得ることができず、単利12%の14日間ということでコードが想定通りに機能していないということがわかります。
コントラクト内には現在150万TRXほどがあります。
https://tronscan.org/#/contract/THSd9aJ266JRSj588JKmGfi2nJWSvDoVKM/transactions
私はかなり初期に入れましたのでこの状況でも最終プラスを目指してどのようにするのが一番効率的であるか考えますが、結果マイナスになったとして本当に返金してくれることを期待していようと思います(そんなに期待せずに)。
v1のサイトはTronCaseというサイトのテンプレを利用していたのでこの辺も怪しさがありましたがv2はどんなUIになるのかも気になるところです。
Tronではしょうもないプロジェクトが増えすぎている感があるのでv2が最後だと思って出てきたらとりあえずやってみようかなと思います。